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独立後の測量士の年収

独立後の測量士の年収

測量士は建築に欠かせない人材

新しく道路やダム、鉄道などを建築する際、必要となるのが測量です。土地の位置や高さ、面積などを詳しく測定する、建築の最初の工程となります。この測量を行う知識を持っているのが測量士で、専門的な測量技術、知識を保有している人材です。

専門的な測量技術を駆使し測定を行って図面を作り、これによって開発、また建築される建物の設計条件などが細かく決められていきます。
欠かせない仕事となりますし、専門知識が必要となるため、測量士の試験を受ける、また学校に通い実務経験を積み測量士となる必要があるのです。

年収はどのくらいもらえるの?

測量士は専門技術が必要となる仕事ですが、一般的に建設業者、測量事務所の企業に所属して業務するため、年収は400万くらいで一般業務と同じくらいとなります。測量業者は大手が少なく、ほとんどが中小企業です。

また公共工事について予算が少なくなり、箱物建築や道路の建築などが基本的に少なくなっているという現状も、年収が上がらない理由となっているといわれています。測量士は専門的な技術も知識も、また経験なども必要となっていくのに、年収は低いというのが一般的なイメージです。

測量士のキャリプランに欠かせない資格とは

勉強中測量士がキャリアプランを考えていく中で欠かせないのが資格といわれています。
測量士として企業の中で働く場合、測量士の資格を保有して入れば問題ないのです。

ただキャリアプランの中で独立ということを考えるとき、他の資格を保有しておくほうが安心といわれています。

例えば土地家屋調査士、さらに行政書士など、土地、不動産の仕事に関係する資格を取得することで独立にプラスとなるのです。測量士の資格だけで、この先独立していくのは不安定要素が強い、でも土地家屋調査士などの関連資格を取得することによって、独立する際、幅広い仕事を考えることができます。

測量士の将来性は?

公共工事の予算が削られているという中で、特に地方では仕事そのものが少なくなっているようです。
そのため、測量士としての仕事環境は厳しいといわれています。しかし測量士の業務は公共性が非常に高い仕事となるため、公共工事が全くないという状況も考えにくく、仕事が全くないということはないはずです。

企業で働く場合も、また独立するという場合も、そのほかの仕事ができる環境を作り、測量とともに不動産などプラスの仕事ができるようになれば、将来性を高く見ていくことできます。ITによる測量技術があっても、複雑な地形などではどうしても限界がある、その中で人力が不必要となることはないのです。